耳掃除をしていると、耳垢といっしょに耳毛が抜けることがありませんか?
言うまでもなく、耳の穴から毛が出ていると不衛生な印象を与えます。
だったら、ついでに抜けてしまったほうが良いと考えますよね。
しかし、たくさんの毛が抜けてしまうときは、ちょっと心配する必要があるかもしれません。
本記事では耳毛が抜ける原因とその影響について簡単に解説します。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
耳掃除をしたときに取れる耳毛とは
耳掃除をして取れる耳毛の特徴
耳掃除をしていて一緒に取れる毛は非常に細くて短い毛ですよね。
この毛は通常産毛のような性質を持ち、他の体毛に比べて極めて細いという特徴があります。
この産毛は皮膚が薄い耳の内部を刺激から守るため生えています。
この産毛は耳の中に必要な毛なんですね。
ふわふわの細い産毛なら問題ない
耳の中に必要な毛なのに抜けてしまって大丈夫なのにでしょうか?
心配ありません。
ふわふわの細い産毛は抜けやすい分、すぐ生えてきます。
耳の中の産毛の処理はするべきか
耳掃除の時に取れるからと言って、耳の中の産毛は処理をしなくても大丈夫です。
なぜなら必要以上に抜いてしまうと、外部の異物や微粒子から耳を保護する役割が失われてしまうからです。
むやみに抜くのは良くありません。
耳毛が抜け過ぎるとどうなるか
耳毛が抜け過ぎてしまうと耳の中の健康に影響を及ぼします。
具体的には、耳毛が無くなると耳の中の自浄作用が低下する懸念があります。
耳垢が適切に外に排出されなくなる
耳毛が抜けると、この自浄作用が低下し、耳垢が適切に外に排出されなくなる可能性があります。
耳垢が過剰に蓄積すると、耳の中の湿度が高まり、細菌の増殖に適した環境を作り出してしまうことがあります。
この状態が続くと、耳の中で炎症が起こりやすくなり、耳の健康を害する原因になり得ます。
外部からの刺激への耐性低下
耳毛は、外部の刺激から耳を守るバリアの役割も果たしています。
耳毛がなくなると、ほこりや小さな虫などの異物が耳の中に入りやすくなります。
また、風や寒さなどの外部の刺激に対する耳の耐性も低下し、耳のトラブルが起こりやすくなることが懸念されます。
耳の感染リスクの増加
耳毛の抜けは、耳の感染症リスクを高めることがあります。
耳毛がないことで耳の中に細菌やウイルスが侵入しやすくなり、中耳炎や外耳炎などの耳の感染症を引き起こす可能性があります。
特に耳を清潔に保つことが難しい環境にいる場合や、免疫力が低下している場合には、感染リスクがさらに高まります。
耳毛が抜ける主な原因
耳毛が抜ける主な原因は以下の2つです。
- 加齢による自然な変化
- 外部刺激によるダメージ
思い当たる節があるのではないでしょうか?
加齢による自然な変化
年齢を重ねると共に、体の様々な部分で変化が見られます。
耳毛も例外ではなく、加齢に伴い毛根の活動が弱まり、耳毛が抜けやすくなることがあります。
これは自然な生理現象であり、特に健康上の問題があるわけではありません。
外部刺激によるダメージ
耳毛が抜けるもう一つの原因は、外部からの刺激によるダメージです。
耳掃除
例えば、耳掃除を行う際に耳かきを深く入れすぎたり、強くこすりすぎたりすると、耳毛だけでなく耳の皮膚にもダメージを与えることがあります。
イヤホンや耳栓の使用
イヤホンを装着して大音量で音楽を聴く習慣や、耳栓の長時間使用なども耳毛に負担をかけることがあります。
これらの行為は耳毛の損傷を招き、結果として耳毛が抜けやすくなる原因となります。
耳毛が抜け過ぎるのは良くない
耳毛は、耳の中の健康を守る重要な役割を担っています。
なので必要以上に自分で抜くのは控えたほうが良いと考えます。
とはいえ、長く伸びてきた耳毛を発見したらすぐに処理したほうが良いと思います。
耳毛がチョロっと出ているだけで不潔な印象を与えかねませんからね。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。