ふと鏡を見ると、耳の穴から毛がチョロっと出ているのを発見してしまった。
生やしっぱなしはみっともないので、すぐに処理をしたい。
気づいてしまったらもう見過ごせないないですよね。
ところでこの耳毛、生えてくるたびに抜き続けて本当に良いのでしょうか?
結論から言ってしまうと、
- 耳毛の抜きすぎは良くない。
- 正しい処理の仕方をしないと病気になるリスクがある。
本記事では、耳毛を抜き続けることがもたらす可能性のあるリスクや、その対策についても詳しく解説します。
誤解されがちな耳の中の毛に関する正しい知識を得て、正しい対処をしましょう。
耳の毛を抜き続けるリスクと副作用
皮膚への影響
- 皮膚の刺激と炎症
- 良性腫瘍の発生リスク
皮膚の刺激と炎症
耳の毛を抜き続けることは、皮膚を刺激し、炎症を引き起こす可能性があります。
皮膚科医のガイドラインによれば、毛を抜く行為は皮膚に摩擦を生じ、炎症を引き起こす可能性があるとされています。
体毛の抜きすぎで皮膚の赤みや腫れを引き起こし病院を訪れる人も少なくないみたいですよ。
良性腫瘍の発生リスク
これは耳毛に限ったことではありませんが、毛を抜き続けると皮膚に良性腫瘍(ポリープなど)が発生するリスクがあります。
皮膚科の専門家による研究では、断続的に長期間にわたって体毛を抜き続けた結果、皮膚の異常細胞成長の可能性が指摘されています。
本来は自然に生えてくるものを抜いてしまうので、体には良くないんですね。
感染症のリスク
- 皮膚感染症
- 耳の中の感染
- 炎症やかゆみへの傾向
皮膚感染症
これも耳毛に限った話ではありませんが、毛を抜くことで皮膚感染症(細菌感染など)のリスクを増加させる可能性があります。
なぜなら、皮膚への刺激や微小な傷が感染症の侵入口となり得るからです。
毛抜きによる微小な傷から細菌感染の実例もあります。
耳の中の感染
耳の毛を抜く行為自体にリスクがあり、耳の中に感染を招く可能性があります。
抜かれた毛の一部が耳の中に侵入し、耳の中に感染が発生した事例が報告されています。
炎症やかゆみへの傾向
毛を抜き続けると、皮膚の炎症やかゆみが発生する可能性が高まります。
特に耳の中など、皮膚の薄い部分はその傾向が顕著です。
なので毎日耳の中の毛を抜く行為は、皮膚の刺激や炎症が継続的に起こっているようなもの。
当然、リスクと隣り合わせです。
耳毛の抜きの正しい方法と道具
耳毛を抜く際の正しい方法と手順
耳毛を抜く方法と手順は、耳のデリケートな部分を保護し、感染症や傷つきを防ぐために大切です。
正確な方法に従うことで、安全かつ効果的に耳毛を処理できます。
耳毛を触る前に、手を石けんで洗って清潔に保ちます。
使う前にアルコールで除菌しましょう。
耳毛は自然の成長方向に沿って引き抜くのがベストです。逆に引っ張ると痛みや傷つきの原因になります。
耳毛抜きを使用した後は、消毒を行い、感染の予防をします。
適切な耳毛抜き道具の選び方
適切な耳毛抜きの道具を選ぶことは、安全な処理の鍵です。
信頼性のある道具を選びましょう。
- 耳の中を傷つけない細身で先端が丸くなっているタイプのもの
- 安価な毛抜き使い勝手が悪いだけでなく耳内の病気の原因になりかねないので避ける
>>耳毛抜きに適した毛抜きの選び方【おすすめの毛抜きを紹介】
毛抜き以外の耳毛処理の方法
- 耳毛カッター
- 脱毛ワックス
- クリニックやサロンでの脱毛施術
耳毛カッター
毛抜きよりも手軽に耳毛処理ができるのが耳毛カッターです。
メリット | デメリット |
---|---|
・耳毛の表面部分を処理するため、痛みが少ない | ・短時間で処理できる・根元からの処理ではないので、短い期間で毛が目に付くようになる |
手軽にできるメリットの反面、効果が薄いのがデメリットですね。
とはいえ、時間の無い時には救世主のような存在なので1つ持っておくと便利ですね。
脱毛ワックスの使用
根元から処理できて広範囲の毛を一気に抜くことができる、毛抜きと耳毛カッターの良いとこ取りなのが脱毛ワックスを使った処理です。
メリット | デメリット |
---|---|
・根元から処理するので少ない頻度で済む | ・広範囲を一気に処理できる・ワックスのコスト | ・準備が面倒
実は耳毛専用のワックスは販売されていません。
なぜなら耳にワックスを詰める行為はリスクが伴うからです。
確かにごっそり取れて自分で出来る中で一番効果的な処理方法だと思います。
が……自己責任となります。
筆者は2週間に1回程度の頻度で脱毛しています。
クリニックやサロンでの脱毛施術
費用と時間を要しますが、耳毛の処理の煩わしさから解放されます。
とはいえ、長期的に見れば、少しだけ我慢すれば耳毛の処理に時間を取られることも無くなるので、コストパフォーマンス悪くないと考えます。
耳毛の処理方法は、どこまで求めるかによって選択肢が異なります。
費用を抑えて自宅で手軽に処理する場合は、耳毛カッターや脱毛ワックスが適しています。
逆にある程度費用がかかっても、耳毛処理の煩わしさから解放されたい人にはクリニックでの永久脱毛がオススメです。
耳の毛を抜き続けるのはリスクを伴う行為
耳はデリケートな部位であり、耳毛を抜く際は細心の注意が必要です。
過剰な頻度、誤った方法での処理は耳を傷つけてしまいます。
耳毛を抜くことには美容や清潔感を保つ利点がありますが、過度な抜き過ぎや誤った方法での処理はリスクを伴います。
自分で処理していて、少しでも違和感を覚えたらすぐに病院を受診しましょう。
そういった意味では、費用がかかってもクリニックでの永久脱毛が一番安心かもしれませんね。
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。